続き。

高校生の青春に続いては大学生。大学といえば「箱根駅伝」。

 

今年もたくさんのドラマがありました。

 

箱根駅伝は大学で陸上(長距離)をやっている人にとっては一つの目標の場所。しかし、箱根路を走れる学校はシード校10校と予選会を勝ち抜いた10校の20校。学校として出場出来ても本番に実際走れるのは1区から10区までの10人。非常に狭き門なのです。駅伝は当日のエントリー変更もあるので、当初のエントリーで名前が入ってるからと言って当日確実に走れる訳ではないので、選手一人ひとりがいつでも走れる状態にないといけません。エントリーを決める各大学の監督は選手のその日の体調であったりコンディションをみて最終判断をする訳ですから大変ですよね(T_T)

 

今回は青山学院の4連覇がかかっていました。往路は東洋大学が当日変更もあり、5区までに1年生3人を起用。酒井監督の采配が的中し、1区から一度もトップを譲ることなく往路優勝を勝ち取りました。しかし、2位青山学院との差はほんの少し。復路で青山学院の逆転可能されるプレッシャーの中、2日目の復路がスタート。青山学院は3年連続で箱根の山下りを任された小野田選手。落ち着いた走りでトップの東洋大学を追い越しトップでタスキリレー。7区は初めて抜擢された林選手。初めての箱根とは思えない堂々とした走りで区間新記録で8区の下田選手へ。下田選手も8区をずっと任されていて圧巻の走りで3年連続8区区間賞でタスキリレー。このまま9区10区と逃げ切った青山学院が復路優勝、そして総合4連覇を果たしました(^O^)

 

青山学院のことばかり書いちゃいましたが、その一方では来年のシード校争いが行われていました。10位中央学院大学と11位順天堂大学です。往路と復路を足した総合タイムで決まるため、なかなかわかりづらいのですが、最終総合タイムでわずか14秒差で中央学院大学が来年のシードを勝ち取りました!惜しくもシードを逃した順天堂大学はまた予選会からのスタートになります。

そして、駅伝といえば、「襷を繋ぐ」。部員の思いがこもっている母校の襷を10区まで繋ぐことが箱根路を走るメンバーに課せられる一つの責任でもあるのですが、その襷は復路ではトップが中継所を通過してから20分経つと、繰り上げスタートで前の区間の選手が来るのを待たずして母校の襷ではない襷をしてスタートしなくてはなりません。毎年この繰り上げスタートで涙する大学は何校かあります。あと5秒(20m)で涙をのんだ國學院大学。次の区間の選手の目の前で繰り上げスタートを切られました。本当に悔しかったと思います。「自分がもう少し頑張れば襷を繋げた」と自分を責める・・・。しかし、誰もその選手のことを責める人はいません。この悔しさをバネにまた頑張ろうと國學院大學の選手達は誓ったことと思います。

 

来年の箱根の戦いはすでに始まっています。「箱根の借りは箱根で返す」この思いはどの大学も同じです。青山学院の5連覇がかかる来年はどんなドラマが待っているのでしょうか?期待しています(^O^)

 

と、そんなこんなでこの年末年始もスポーツに明け暮れた私のお休みでした(笑)